真夜中の
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崖の上
罪の意識を抱えて崖の下に住んでいた宗助とは対照的な、崖の上の一軒家の宗介の映画。子供と観てきました。

世の中の評価は真っ二つに別れているようですね。ハリウッド的なカタルシスを期待すると裏切られます。ウチの子は真剣に観ていましたが、ポケモンとは違うタイプの映画であることは理解していた様子。終わった後も決して「面白かった!」とは言いませんでした。確かに面白がる映画じゃないかも。

絵本の世界では、「ぐりとぐら」や「いやいやえん」に満ちている子供の全能感というか、存在する事の幸福感を描きたかったのかなぁ。でも、ウチの子供らは絵本を読んだときのように楽しめていないようだったので、そんな物語を映画で作ろうとしたのなら失敗している気もする。

大人の視点で観て、色々と理屈をつけるとこんな感想になってしまうけど、フェリーニの後期の映画のように「全てが起きる映画」だと思うとすんなり入れます。言語化されていない(というか語る事で意味づけしないほうがいい)イメージが次々に流れ出してくる映画。万人には受け入れられないけど、好きな人にはたまらない。私は、気がついたらエンディングでした。

場所の設定は瀬戸内海付近のようですが、冒頭の船が行き来する風景と海底のゴミの山は小笠原丸からみた東京湾の風景そのもの。ポニョと宗介が走り抜ける山中のトンネルの場面では父島の歩行者専用トンネルを思い出しました。

宗介も大きくなったら「本当にありがたいわね。ようやくの事春になって」「うん、しかしまたじき冬になるよ」なんて会話をするようになるんだろうか。

興行的には失速するかもしれないけど、間違いなく名作だと思います。
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by qnot | 2008-07-27 04:36 | ヒトバシラ?